静岡県に住んで嬉しいことの一つは、何といっても「富士山」に会えること。
写真やテレビの映像でなく、自分自身の目で、日本一の富士の山を見ることができる
私たちは、本当に幸せだと思います。
私の住む島田市から見える富士は、山々や建物の向こうに、今なら雪をかぶった頭が
ちょっぴり見える程度ですが、それでも見えた日は瞬間洗浄されたみたいに
心がすっきりするから不思議です。
昔から、人々を引き付けてやまない富士の、これも霊力なのでしょうか。
時々大きな富士山を見たくなって、夫と車を走らせます。
30分余、突然目の前に現われる富士に思わず、
「うわーっ‼」
清水を抜けて、袖師、蒲原・・・富士市へ近づくにつれて
裳裾のように外輪山を従えた雄大なお山が迫ってきます。
何とも言えない達成感に満たされる、至福のひと時。
・・・・・ところが時には、行けども行けども、富士山は
そのかけらすら見せてくれない時があります。
目の前に、確かにここにある、それなのに、雲や霧に姿を隠して、
かくれんぼしているような富士山の周りを、ぐるぐるぐるぐる、
あきらめ悪く走った挙句、家路につくことも稀れではありません。
そんなこんなの富士山ですが、今朝のニュースは衝撃でした。
「富士山の大噴火‼」
近い将来、富士は大噴火を起こすだろうというのです。
歴史上、富士山は300年に1回噴火を繰り返しているのだとか。
1707年の宝永大噴火から既に300年余経過しています。
次の大噴火が起こったら、まず大きな災害が予測されます。
そして、あの美しい富士の姿は・・・・・?
・・・そんな仮の予測より、取り敢えず、この美しく慕わしい富士を
日々仰げる時代に確かに生きている、
この我々の幸運に 感謝‼