猛暑の毎日、いかがお過ごしでしょうか。「現代」がどんな時代だったのか、未来
を知り得ない私には判断ができませんが、新型コロナや、異常気象や、政情不安やと、
世界中が例外なく未曽有の試練を突き付けられているようなこの頃ですね。
戦争がなかった74年間はある意味「平和」の時代と言われてきました。今の日本に
戦争はありませんが本当に平和といえるのでしょうか。
せっかく戦争に行かないで済んでいる若い人たちが、「生まれてよかった」と思える
社会に、将来に夢や目標をもって元気に生きていける社会にするために、何かが欠けて
いるなら、みんなで何とかしなくては、と思いばかりが膨らむのですが・・・。
幼いころ父親を戦争で亡くし、悲しい思いをいっぱい味わって育ったらしい私の夫も、
今はどこから見ても老人と呼ばれる年になりました。そんな老人たちが人生のたそがれ
時を、迎えて望むことはただ、静かに晩年を暮らしたい、安心して毎日を過ごしたい・・・
ささやかなその願いは、今、何か贅沢なことに思えるのです。
まだしばらくは自粛、自粛の日々が続きます。安心を取り戻すまで、「疲れてはなら
ない」と、自分に言い聞かせる毎日。皆さんもどうぞお大切になさってくださいね。