消えてゆくもの、伝えたいこと

11月20日は「えびす講」でした。

恵比須神社にお参りし、熊手のお飾りを新しくしました。

ホールには、葉付き大根を始め大盆に秋の実りが山盛りです。

一対の鯛(落雁)も添えて、今年の秋の恵みに感謝‼

最近は、ハロウィンとかでにぎやかですが、私たちの年代には

「なんのこっちゃ」ですね。

私が子供のころ、「えびす講」は結構な大イベントだったのです。

子供たちは、あちこちの家を回って、こよりで作ったくじを

引かせてもらいます。景品は、「大根二本」「ミカン五個」

「リンゴ三個」とか、神棚の供え物や菓子でした。

中でも大当たりの一等は何といっても「口取り」。

口取りとは二段重ねの豪華料理の詰め合わせです。

上段は、煮物、焼き物、玉子焼き、ようかん、きんとん・・

下段は、当時としては最高のごちそうである寿司折りです。

・・・そんな思い出を持つ人も年々少なくなって・・・

「えびす講」もいずれ消えてゆくものの一つなのでしょうか。

自然の恵みへの、畏敬や感謝の思いはどうでしょうか。